鹿児島で注文住宅を建てる!省エネ住宅とは
2023.09.30鹿児島県は日本の中では気温の高い県であり、厳しい真夏日が長く続くことも珍しくありません。そのような地域で快適な暮らしを送るためには、季節や外気温に左右されにくい「省エネ住宅」がオススメです。
省エネ住宅を建てる際には、省エネ住宅の建設に注力している建設会社か、実績は豊富かなどを確認しましょう。また、些細な要望にも親身に対応してくれるかどうかも大切なポイントです。
鹿児島の気候と相性が良い!省エネ住宅とは
鹿児島県の気候は、大きく分けると3つのタイプがあります。南北に長く、北部と南部、そして屋久島という山がそびえる島によって、気温や気象条件が著しく異なるためです。
例えば、北部の伊佐市では、1月の平均最低気温が氷点下1.2度であり、これは山形県の酒田市とほぼ同じ寒さです。対照的に、南部の指宿市は1月には菜の花が咲くほど暖かな気候です。また、温帯と亜熱帯の気候帯にまたがっている地域もあり、屋久島では冷温帯の要素も見られます。
そのような珍しい特徴を持つ鹿児島県と相性が良い住宅が、省エネ住宅です。省エネ住宅とは、エネルギーを節約しながら快適な家を実現する特別な住宅を言います。普通の家では、冷暖房を使用して室温を調整しますが、住宅の設計によってはエネルギーのムダが発生しています。その一方で省エネ住宅は、冷暖房のエネルギー消費を抑える工夫がされており、環境にも財布にも優しい家なのです。
省エネ住宅における3つの性能
省エネ住宅の実現には、3つの性能を対策しなければなりません。
3つの性能
以下の3つの性能を対策することで、効果的なエネルギー量削減につながります。
断熱
断熱とは、住宅内部と外部の熱移動を制御する重要な要素であり、快適な居住環境を実現するために欠かせません。基本的に冬季には、室内での暖房によって室温を上げますが、外部からの寒冷空気が室内に侵入し、室温を下げることがあります。逆に、夏季には冷房を使用して室内を涼しく保つ必要がありますが、外部からの熱が室内に入り込むことがあります。このような熱の移動を最小限に抑えるのが、断熱の役割です。
具体的な数値として、住宅の外皮平均熱貫流率であるUA値が使われます。UA値が低い住宅ほど省エネ性が高く、「冬は暖かく、夏は涼しい」快適性の高い状態の維持が可能です。また、エネルギーコストの削減や環境への貢献に繋がる利点もあります。
日射
日射(日射遮蔽性能)とは、夏季における住宅のエネルギー効率を向上させるために重要な要素です。日射遮蔽性能が高い住宅は、室内温度に大きな影響を与える外部からの日射を遮蔽し、温度上昇を最小限に抑えられます。
この性能は、「冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)」として評価されます。ηAC値は、外皮全体における日射による室内への熱取得率を示すもので、数値が小さいほど、住宅は日射熱を効果的に遮蔽し、省エネ性能が高いことを表しています。最小限のエネルギー量で快適な室内環境を維持できることが特徴です。
気密
住宅の気密対策は、室内外の熱が隙間を通じて移動することを制限するための重要な対策です。しかし、気密性だけを強化すると、室内環境が悪化する可能性があるため、必要な換気量を確保しつつ、過剰な空気の移動を抑えることが大切です。
気密性の高さは、部材同士の隙間を少なくし、空気の流れを制限することで実現されます。この気密性を数値化したものが「C値」と呼ばれ、C値が低いほど、気密性が高い住宅と言えます。ここで大切なのが、気密性を過度に高めて室内の空気状態を悪化させないよう、適切な換気を確保しながらバランスを取ることです。適度な気密性と換気の組み合わせが、健康で快適な住環境を実現する鍵となります。
3つの性能を向上させるポイント
断熱・気密・日射の性能を向上させる主なポイントは、以下の通りです。
【断熱性能の確保】
断熱性能を確保するためには、まず省エネルギー基準の最低要件を満たすことが大切です。また、最小限の暖房エネルギーで冬を快適に過ごすためには、省エネルギー基準の断熱性能の1.5倍の性能を目指すことがおすすめです。
【気密性の向上】
隙間や漏れを少なくし、室内外の空気の出入りを抑えることが気密性の向上につながります。住宅会社を選ぶ際には、気密性能の向上に焦点を当てているか、実績は豊富であるかを確認することが大切です。
【日射遮蔽性能の向上】
日射遮蔽性能を向上させる方法として、まず日除けの活用があります。窓やベランダにブラインド、すだれ、シェードなどの日除けを取り付けると、夏の日射を効果的に遮蔽できます。また、屋根と外壁の断熱性能を向上させて、外部からの熱の侵入を抑える方法もあります。室内に熱が侵入しにくくなり、省エネルギーで快適な住環境の実現も可能です。
省エネ住宅を建てるなら!おすすめの工務店3選
省エネ住宅を手掛ける工務店は多く存在しますが、その中でもオススメなのが以下の3
社です。
南州建設
株式会社南洲建設は、お客様のマイホームを築き、安心安全かつ快適な居住環境を提供し、完成後の幸せな生活を実現することに焦点を当てた建設会社です。
省エネ住宅への取り組みにも注力しており、最新の法令に即した『省エネ性能の説明義務』にも対応しています。この制度では、300㎡未満の住宅や小規模店舗を含む建築物において、省エネ基準への適合とその説明が求められています。南洲建設では、一級建築士の代表が、契約前に建築主に対して省エネ性能について詳しく説明し、適合しない場合には必要な措置を提案しています。
また、高断熱なサッシや効果的な断熱材の使用にも力を入れていている点も特徴です。お客様の幸せな住まいづくりに全力を注ぎ、一年中快適な省エネ住宅の実現にも尽力しています。
国分ハウジング
国分ハウジングは、高品質の住宅と充実した設備を組み合わせ、住民の一年中快適な生活を実現することに専念する工務店です。例えば、夏でも涼しく、冬でも暖かい住まいを提供するために、特別な外反射断熱遮熱シートを採用しています。このシートは赤外線の80%以上を反射し、室内の冷暖房の効率を向上させ、結露を防ぐための優れた透湿性を持っています。さらに、防水性と防風性も備えており、住宅を外部の影響から守ることも可能です。
また、断熱効果を2倍に高めるためにウレタン吹付け工法も採用しています。この工法により、隙間なく断熱でき、省エネで快適な生活を楽しめるでしょう。
谷川建設
谷川建設は高性能の断熱材と無垢材を組み合わせ、優れた断熱性能を実現しています。屋根下地の遮熱材にも注意を払って内壁温度を低く保ち、安定した温度を提供するエコな住まいを提供しています。
また、国の省エネ評価「BELS」に認定されており、第三者評価機関によって省エネ性能が評価されています。この評価は、谷川建設が高い省エネルギー性能を提供していることを示す証拠となっています。また、地震や火災などの災害に強い技術を採用しており、家族の安全を確保する住宅をしている点も特徴です。
エネルギーの無駄を除いた省エネ住宅は、断熱性・気密性・日射遮蔽性能の3つを重要視しています。これらの性能は一年中快適な住環境を維持することに役立つため、光熱費の削減だけでなく、家族の健康面にも良い影響を与えてくれるでしょう。また、環境にも優しく、地球保護の貢献にもつながります。
南洲建設は「住まう人がこころ豊かに暮らす家」をモットーに、省エネかつ快適性の高い住宅を提供する建設会社です。説明の際には難しい言葉を用いず、お客様が納得するまで何度でもご説明いたします。お客様の幸せを「つくる」ことを一番に考え、笑顔で過ごせる住宅を実現いたしますので、マイホーム購入をご検討中の方はお気軽にご相談ください。