鹿児島で注文住宅を建てるなら長期優良住宅!ポイントや認定方法とは
2023.09.30注文住宅を建てる際、安心して長く暮らせる高品質な家に住みたいと思う方も多いでしょう。長期優良住宅に認定されると様々なメリットが受けられるため、新築や増築をする前に認定基準をチェックするのがおすすめです。また、将来後悔しないためにも、疑問点を気軽に相談できる工務店を選ぶことも大切です。
鹿児島で注文住宅を建てるなら長期優良住宅
長期優良住宅とは、日本の住宅品質の向上と維持を促進するためのプログラムで、法律に基づいて認定される特別な住宅です。高い性能を持ち長期間にわたり快適に住むための対策が施されおり、新築住宅だけでなく、既存住宅の増築や改築にも適用されます。2022年3月までに、日本国内で累計135万戸以上がこの認定を受けています。
長期優良住宅のメリット
長期優良住宅のメリットは、主に3つです。
①住宅ローン控除の優遇
長期優良住宅のメリットとして、年末時点での住宅ローン残高の0.7%が最大で13年間所得税から控除されることがあります。また、消費税が10%以上の住宅購入に対しても最大13年間の軽減措置が適用されます。さらに、長期優良住宅の対象となる住宅ローンの上限は5,000万円で、通常の一般住宅の上限である3,000万円と比べて優遇される点もメリットです。
②地震保険料の割引
長期優良住宅は耐震性の基準である「耐震等級2以上」を満たすため、地震保険料の割引対象となります。具体的には、耐震等級2を満たす場合、通常の割引率は20%、そして、さらに高い耐震性である「耐震等級3」だと割引率は30%にまで上昇します。
③登録免許税率の引き下げ
長期優良住宅のもう一つのメリットは、登録免許税の税率が引き下げられることです。通常の一般住宅の場合、保存登記の税率は0.15%、移転登記の場合は0.3%(一戸建て)です。その一方で、長期優良住宅では保存登記の税率は0.1%、移転登記の税率が0.2%(一戸建て)と税率が軽減されます。
長期優良住宅のデメリット
メリットの多い長期優良住宅ですが、同時に以下のようなデメリットも存在します。
①申請に費用がかかる
長期優良住宅の認定申請の際には、必要な書類や手続きに関連する費用が発生します。設計図書類の作成には約20万円程度かかり、技術審査や認定手数料には5万~6万円程度かかります。また、代行申請を利用する場合などに追加の費用も発生することがあり、プラスで資金を用意しなければなりません。
②建築コストが割高になる
長期優良住宅の性能を維持するためには、高品質な構造部材や住宅設備を使用する必要があるため、通常の住宅よりも建築コストが割高になります。しかし、高い耐震性や省エネ性は将来の住環境に対する長期的な投資とも考えられます。
③メンテナンス履歴の作成・保存が必要
長期優良住宅の認定を維持するためには、維持保全計画の作成と実施が必要であり、大規模な災害後には臨時点検の実施も求められます。これらのメンテナンス活動の履歴を適切に記録・保存する必要がありますが、適切にメンテナンスを行うことで住宅の価値を維持し、将来の売却時にも有利になります。
鹿児島で長期優良住宅の認定を受ける方法
長期優良住宅の認定を受けるための主なステップは、以下の4つです。
①確認申請書の提出
まず登録住宅性能評価機関に対し、設計住宅性能評価申請書もしくは確認申請書と添付図書(設計内容説明書、各種図面、計算書など)を提出します。
②確認書等の交付
登録住宅性能評価機関は提出された書類を審査し、長期優良住宅の認定基準を満たしているかを審査します。基準を満たす場合、確認書等(確認書または住宅性能評価書)が交付されます。
③認定申請書の提出
続いて、申請者は所管行政庁に認定申請書と添付図書(確認書等と各種図面のほか、所管行政庁が必要と認める図書)を提出します。
④認定通知書の受領
所管行政庁は提出された書類を審査し、審査に合格すると、認定通知書が交付されます。
長期優良住宅を建設する際、認定通知書を受け取った後に工事を開始することが一般的です。ただし、認定申請書を提出していれば、工事が始まっても認定通知書を受け取ることができます。なお、認定手続きは、通常は建築設計や工事を請け負う設計会社、工務店、または住宅会社によって行われます。
また、以下が鹿児島県の認定基準です。
・対象の住宅は、「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準」(平成21年2月24日国土交通省告示第209号)を満たしていること
・1戸あたりの床面積は、少なくとも1階の床面積が40平方メートル以上であること。なお、戸建て住宅の場合、床面積は75平方メートル以上、共同住宅等の場合は40平方メートル以であること
・建築後の住宅は、維持保全の期間が30年以上あること
・建築・維持保全を遂行するために、適切な資金計画を持っていること
・対象の住宅は、居住環境の維持及び向上に配慮された設計となっていること
・住宅は自然災害による被害の発生の防止又は軽減に配慮された設計であること
鹿児島で注文住宅を建てよう!おすすめ工務店3選
鹿児島県で注文住宅を建てるなら、以下の3つの工務店がオススメです。
株式会社南洲建設
株式会社南洲建設は、お客様が安心・安全に過ごせるテクノストラクチャーの家を作り上げる工務店です。高い断熱性と経済性を備えたテクノストラクチャーの住まいは快適な環境でエアコンの効率的な使用ができ、光熱費の節約も可能です。さらに、夏場の暑さにも対応し、火山灰に悩まされることなく快適に過ごせます。そして、地元密着のメーカーとして、鹿児島の風土や生活に合わせた住まいを提案し、お客様の生活に最適な家を創り上げます。
グッドホームかごしま
「グッドホームかごしま」は、住まう人の健康を守るために、住宅の性能と持続可能な未来に配慮した生活提案を行っています。特に、室内の空気環境に焦点を当て、すべての家の内装材として「無添加住宅オリジナル漆喰(しっくい)」を使用し、室内の壁と天井に漆喰塗りを採用しています。不燃性や調湿性、消臭効果などを持つ漆喰を用いることで。快適で健康的な居住環境を提供し、持続可能な未来を見据えた家づくりを実現しています。
サイエンスホーム鹿児島店
サイエンスホームは、高品質な住宅を低価格で提供し、時間が経つにつれて価値が高まる家を通じて、快適な生活を提供しています。通常、サイエンスホームはセミオーダーの住宅を提供していますが、サイエンスホーム鹿児島店は、以前から「ひなた一級建築士事務所」として活動してきた工務店です。既存のプランや間取りに縛られず、お客様の理想の家づくりを実現するため、ご希望や家族構成、ライフスタイル、土地に合わせた自由な設計の提案が可能です。
長期優良住宅は用いる建材や設備が高品質のため、建築コストが高額になりやすいデメリットがあります。その一方で、住宅ローンの控除対象になったり、保険料が割引になったりするメリットのほか、家族全員が長期的に安心して住める安心感もあります。長期優良住宅が向いているかどうかは、建築のプロへ相談してみましょう。
鹿児島県で長持ちする長優良住宅を建てたいのなら、お客様を第一に考える株式会社南洲建設へとお問い合わせください。地域に根付いて活動し、その土地の気候や生活に合わせた住宅プランを提案しています。また、長期優良住宅の認定手続きも承っております。些細な疑問や不安があれば、お気軽に担当者へとお尋ねください。