充実したセカンドライフのために大切なことは?家づくりのポイントも解説
2024.06.28充実したセカンドライフを送るためには、住まいが重要な役割を果たします。これまでの暮らしとは異なるライフスタイルに合わせて、住環境を整えることで、心身ともに豊かなセカンドライフを送ることができるのです。具体的には、バリアフリーの設計や趣味の空間を取り入れた家づくりが重要です。
セカンドライフをどう過ごす?過ごし方と住環境
現代社会では、定年退職後の人生をどのように過ごすかが重要なテーマです。セカンドライフと呼ばれるこの時期は、仕事から離れ、新たな活動や趣味に取り組む時間として注目されています。
◇注目が増すセカンドライフ
セカンドライフとは、定年退職後の第二の人生を指します。近年、平均寿命が延びたことで、60歳を過ぎても働き続けたいと考える人や、新たな趣味や活動に取り組みたいと考える人が増えています。
平均寿命が延びた背景から、セカンドライフの過ごし方に対する関心が高まり、現在セカンドライフの過ごし方が多様化しています。昔は退職後の生活といえば静かに余生を過ごすというイメージが強かったですが、現在では積極的に社会参加を続けたり、新しい挑戦をしたりする人など、さまざまな過ごし方をしています。
◇住み替えやリフォームを検討している人も
アンケート結果によると、18%の人がセカンドライフに向けて住み替えやリフォームを検討していることがわかっています。住み替えやリフォームを検討する要因は、より充実したセカンドライフを送るために、自分のライフスタイルに合った住環境を整える必要があると感じる人が多いからです。
例えば、バリアフリーの住まいに移ることで、将来的な健康リスクに備える人や、趣味の部屋やガーデニングスペースを設けるためにリフォームを行う人がいます。こうした住環境の変化は、セカンドライフをより豊かで快適なものにするために大切です。
寂しさを感じる人も?充実した日々のために大切な事
子供が成長し、巣立っていくとき、多くの親が新たなステージを迎えます。しかし、同時に寂しさや喪失感を感じることも少なくありません。この時期をどのように乗り越え、充実した日々を送るかが重要です。
◇子供の巣立ちで感じる寂しさ
子供の巣立ちは、親にとって大きな変化です。子供の成長を喜ぶ一方で、家が静かになることで寂しさや喪失感を強く感じることがあります。特に、子育てが中心だった生活が急に変わることで、その喪失感は一層強まることがあり、中にはその感情に深く囚われてしまう人も少なくありません。
◇住環境を変えるチャンス
子供が巣立った後の家は、これまでとは異なる使い方を考える良い機会です。不要になったものを手放し、新たに自分たちにとって必要なものを取り入れることで、住環境をリフレッシュすることができます。
例えば、大きな家具を購入したり、趣味のスペースを設けたりすることが、気分を新たにし、寂しさを感じにくくする助けにもなります。
◇充実した日々のために
充実した日々を送るためには、いくつかのポイントがあります。まず、夫婦のコミュニケーションを大切にすることが重要です。子供がいなくなった後の夫婦の時間を大切にし、共に過ごす時間を増やすことで、新たな関係性を築くことができます。
また、趣味を見つけることもおすすめです。新しい趣味に挑戦することで、生活に彩りを加え、日々の楽しみが増えます。さらに、自分の時間を大切にすることも忘れてはいけません。自分自身のケアやリラクゼーションの時間を持つことで、心の健康を保ち、毎日が充実します。
セカンドライフを過ごす家づくりのポイント
画像出典:NEOデザインホーム
セカンドライフは、定年後の新しい生活を楽しむための大切な時期です。この時期を充実させるためには、快適で安全な住環境が欠かせません。
◇老後の暮らしやすさを考えた家づくり
老後の暮らしやすさについて考えるときに、身体が動かしづらくなることや、居心地の良さについて考慮する必要があります。まず、バリアフリーへの対応のための設計は欠かせません。段差をなくし、廊下やドアの幅を広げることで、将来的な移動の困難を防ぐことができます。
また、適切な収納スペースの確保も重要です。老後は身体の動きが制限されることが多いため、必要なものをすぐに取り出せるような収納が重要です。高い位置や低い位置に配置せず、手が届きやすい場所に収納を設けることで車いす生活でも荷物の取り出しができます。
さらに、自然光を取り入れた設計も大切です。明るく自然光が差し込む家は、心地よさを増し、気持ちの良い毎日を過ごすために役立ちます。エネルギー効率の良い住宅設備を導入することで、光熱費を抑え、環境にも優しい住まいの実現が可能です。
◇家ではなく暮らしをデザインするNEOデザインホーム
鹿児島県で注文住宅の建築を請け負うNEOデザインホームは、家族の趣味やライフスタイルに合わせた家づくりを行うことで知られています。
NEOデザインホームは、単なる住まいの提供ではなく、暮らしそのものをデザインすることに重点を置き、住む人の個性や生活スタイルにぴったりと合った家を提供しています。例えば、趣味を楽しむための特別な部屋や、家族が集まる広いリビングなど、それぞれの家族に合わせたオリジナルのデザインが提案可能です。
また、高い住宅性能を誇り、耐震性や断熱性に優れた快適な注文住宅を提供しています。高品質な素材を使用し、最新の建築技術を駆使することで、居住者にとって最適な住環境の提供を可能にしています。
人の暮らしやすさを考えた平屋の施工事例
平屋の住宅は、階段がなく、すべての部屋へのアクセスが容易なため、セカンドライフを送る夫婦にはぴったりの住宅です。以下でセカンドライフに最適な平屋の施工事例についてご紹介します。
◇会話が弾むダイニング
こちらの施工事例は、家族が自然にコミュニケーションを取れる快適なダイニングスペースを実現しています。広々としたダイニングキッチンは約16帖あり、和室やリビングと隣接しており、全体で約27帖の広がりを持っています。
食事の際、奥様が料理をしながら家族と会話を楽しめるように設計されています。また、ペニンシュラキッチンにはカウンターが付いており、食事だけでなくPCを使ったワークスペースとしても機能します。
この配置により、家族が日常生活の中で自然な距離感でコミュニケーションを取りながら、居心地の良い空間を提供しています。
◇水回りを集約した動線
家族が使いやすさを重視して水廻りを計画しました。浴室、脱衣室、室内干しスペース、お手洗いを一箇所に集約し、キッチンから最短の距離に配置しています。これにより、家事動線が非常に短くなりました。
奥様は笑顔で「以前の住まいよりも広い家ですが、家事動線がとてもスムーズになった」と述べています。将来の老いを見据えた設計で、家族が安心して暮らせる環境を提供しています。
キッチンからすぐに洗濯の進捗が確認できる距離感も、家事を効率よく行うための配慮の一部です。
◇使いやすさを考えた収納
広い収納スペースがあると荷物を増やしてしまうことも考慮し、家族それぞれが自分の荷物を管理できるように各居室に収納をしっかりと計画しました。大型のファミリークローゼットではなく、キッチンや勝手口スペースには手に届きやすいサイズの収納を設置しています。
玄関には扉付きのシューズクローゼットがあり、壁面にはアクセントクロスを使い掛け軸のようなタイルアートが施されています。
セカンドライフは、定年後の新たな生活を楽しむ重要な時期であり、そのための住環境整備が注目されています。近年では、定年後も積極的に社会参加を続ける人が増え、バリアフリーの住まいや趣味の空間を設けるリフォームが人気です。
また、子供が巣立った後の家では、コミュニケーションや趣味を重視した空間デザインが求められており、例えばNEOデザインホームでは、快適で機能的な平屋の設計が提案されています。
これらの取り組みは、セカンドライフを充実させるために重要であり、個々のライフスタイルや健康状態に合わせた住環境の適応性と快適性が求められています。将来の安心と豊かな生活を支えるために、これらの視点を持つ家づくりが注目されています。